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2月1日は水瓶座の新月が起こります。

今回注目したいのは

新月前の今週末。1月29日~31日、この約三日間ほど皆様や社会に反映される影響です。

新月が起きる水瓶座12度にいたるまで、月はその前の星座である山羊座の領域を通過してゆきます。いま山羊座には四つもの太陽系惑星が集結しておりその象徴たる部分につよく刷新の風を吹かせていますね。

いえ、むしろ地ならしといってもいいほどです。

昨年末には金星が、今年にはいってすぐに水星が逆行を開始しています。惑星の逆行とは実際の天井の星が西から東へ真逆に動くわけではありません。地球の自転との関係性でただ私たちからは逆に動いているように見えるだけです。惑星の逆行については諸説ありますが、代表的な意味として《 振り返り 》を表すとされています。それに連なる形で《 再認識、改めなおし、引き戻し、再会、再遭遇 》などもあると云われています。

水星は1月に一時水瓶座に滞在し、そのまま山羊座にもどってきています。おなじく逆行中の金星も永らく山羊座の領域を行きつ戻りつしている状態ですね。そして先日さらに火星が山羊座にはいりました。

水星は【言語、交流、通信、交通、意思疎通、伝達能力、分析】

金星は【愛情、豊かさ、美、好むもの、憧れ、きらびやかさ、平和、平等性】

火星は【衝動、闘争本能、情熱、野心、獲得、精力、執着、練磨】をそれぞれ表しています。

これらがすべて山羊座の領域でエネルギーを掛け合わせている状態に。ところで、なぜ水瓶座の新月の話で山羊座の話をしているのか。そう思われたかもしれませんね。

じつは水瓶座の新月が起こる2月1日の2・3日前には、月がこの山羊座の領域を通過し、日ごとに各惑星と強い関わりをするからです。🌔月は【 幼児性、潜在意識、感情、人気、女性性 】などを表しますと同時に、各惑星のエネルギーを鏡として地球のいる人間社会に降り注ぐ力もあるとされています。ヒトのメンタルは月の満ち欠けとともに移ろいます。ヒトひとりが移ろえば、ヒトが動かしている社会全体も移ろいますね。それだけ身近な月が新月に向いつつ、これだけ多くの星のエネルギーを引っ張ってくるとしたらいったいどうなるのか。新月は月の光がゼロになること。感情性が消え【 理性、顕在意識、確固たる意志、現実性 】が100%になる状態です。また心の切り替えにもなるので再スタートの日とされています。

山羊座は過去から紡がれてきた文化とも呼べる壮大なストーリーを内包しています。紡がれてきたものは引き継いでゆかねばならない。例えば、老舗の名店が何世代も昔からの御常連さんを大切にもてなすように。寺社仏閣の改築も必ず代々引き継いできた宮大工でなければならなかったり。これらがなぜ成り立つのか。それは人、店、企業、グループ、チームなどが、ただ其れ単体だけでは存在しているわけではなくなっているからですね。かならず外には『 受け取り手 』があり、二者間での特別なやりとりが成立する文化が永きに渉って形成されてきました。飲食店はこいにしている卸売業者との繋がりが非常に重要です。一見非効率で不平等、人間臭い恩義と奉仕、情と義理がそこにはあり、つぎの水瓶座の世界、『 博愛主義 』にもつながる『 見捨てない精神 』がはたらくからでしょう。

ただ今回はそこに冥王星がいます。【 破壊、投棄 そして再生、復活、Reborn 】を司る冥王星はタロットカードの【 死 】のように普遍的な終焉と再興を私たちの社会全体にゆっくりともたらします。

これがなにを意味するのか。さきに述べた山羊座の『 見捨てない精神 』はある種の責任感ともとれます。「自分がなにかを変えたらつながりの在る他方へも影響が及ぶ」こと危惧するのが山羊座の精神です。義務感ともいえるでしょう。

行動するにしろ現状維持にしろ、ここに重なってくる強烈的な現実主義のメッセージがあります。 先にも説明した三天体の経過、逆行を月が越えたとき、私たちの中には【 改め直しの風 】が吹きます。重なる四天体の総合的なメッセージは

【 過去にしばられなければ、このさきに連れていけるものはなんだ? 】

いわば、義務からの解放をさします。

山羊座でおこる四天体のエネルギーは「 選別 」。

  • 金星が1月29日に順行にてんじ、【 好き嫌い、したいしたくない、惹かれる惹かれない 】のふりかえりを終えます。
  • ひとは改めて義務からはなれ、自分の素直なこころにたちもどります。そのときのこっているものはなにか?なにかにしばられて選んでいなかったか?
  • ここで残ったものがさらに逆行中の水星によって【 どんな形をもってして世に現わしてゆけるか? 】の削り出しに入ります。これが30日の気付きです。
  • そしてさらに31日、冥王星による【 壊れるものは壊れるし終わるモノは終わりを迎える 】容赦ないエネルギーに見舞われます。冥王星はいまひとびとの感情的視点をより客観的にもってゆくエネルギーをおびています。もはや山羊座の義理人情だけではきめられない社会的な圧力がかかることが予想されます。

今回の新月はわたしたちに『大きな視野の転換』をもとめてきます。

新月のシンボル 水瓶座13度

 【 広大な階段に、異なったタイプの人々が順々に立っている 】

ひとは先へと歩みをすすめる際に、異なる立場、生き方、視点をもったひとびとを目にします。階段は生きる次元、もしくは社会的な階級や格差を意味します。階段は下から上へのぼるひともいれば、上から下に降りる人もいます。いきつ通り過ぎるひとびとのなかでみんなお互いを観察し合います。ちがいを認識しますが、そこに偏見や差別、侮蔑や悲哀の念は存在しません。ただ互いが異なる場所に立っている。

このエネルギーから察するに、新月からの2週間前後は具体的な形として厳しさが現れると予想指されます。

この時期は確定申告の最中ですね。昨年度の決算を終えて、三月には飲食店や小売、卸業社などが予想以上に倒産、閉店すると予想されていいます。無事に今年度の業務を開始できる企業も、これまで続けてきたスタイルを脱ぎ捨てる事を求めらる可能性もあります。いえ、おそらくそうせざる負えなくなる。そんなメッセージも読み取れます。

また人のうごきが活発化したことによる結果的影響として、現在のコロナによる完成状況が如実に表されていると言えるでしょう。現実では日に日に感染者の数字が示されています。

ついでいえばH9の魚座の木星・海王星です。人流による感染拡大からさらに国産ワクチン、治療薬の開発実験も急ピッチですすんでいますね。最近の世相はすべて横並びの星座の流れをくんでいる形になります。感染例も別の視点で見れば『データ』です。症例があつまる、症状がバラバラで軽症も重症もいる。そうなるとまだ治療薬の治験認証のしようもあるとうところです。これがすべての人が重症化していてはたとえ治療薬をためせても副作用のリスクが高いため、試す事すらできないでしょう。

山羊座のエネルギーの流れからこの視野は 「 選別 」するために機能してゆきます。ただ互いに、なので、いまこの文章を読んでくれています貴方も選ぶ側であり、同時に振り分けられる存在ともいえるでしょう。舞台のオーディションのようなものです。

もとめられている役割にフィットするか否か。ただそれだけなので、非常にシビアとも言えます。それが新月の起こる配置では【 お金、財産、引き継ぐ立ち位置 】などで起こります。


さて。この新月のエネルギーをうまく使うにはどうしたらいいのか?

ここからはワタシの個人的見解もふくめてお伝えしますね。

それは『 初心者になること。初めてのことに挑戦すること 』です。

水瓶座はつねに先を見つめています。感情面を廃してあくまでさきに必要なものをあつめ並列で歩んでいけるものを選び取ります。今回の新月ではその俯瞰した視野をみなさんのなかでも感じ取れるでしょう。意識はせまい自分の世界からとびだし、境界をとおりこし、外の世界へも向かってゆきます。 

新しい世界で何をするにしても初心者に思考の偏りはありません。固定概念も先入観も経験すらしていないことには持ちえません。ゆえに誰かに聞いたり、試してみたり、考えを改める、あたらしい知識をみにつけることにたいして一切の気負いがありません。もちろんそれは他者を見る目もおなじことがいえます。

要は視点を変えること。そうして自分の能力値や立ち位置を再認識することによって、ニュートラルな在り方を手に入れられます。それによって、さらに観る世界を変えることに繋がります。

いままで「べつ世界だな~」「自分とは関係のないはなしだな~」と興味が無かった相手にも「 あれ?よくよく考えてみれば、なんだかおもしろい人だな。 」それが互いにおこることで、新たな道が開かれるきっかけとなるでしょう。

ただし、俯瞰した視点とは下手をすれば自分自身を見失うことにもなりかねません。

わたしたちは3次元に肉体をもつ個体、人間です。が、新月の日は【 高次的思考能力、高等学問、研究 】の領域で魚座の木星・海王星がいます。もしあなたの環境が「あ!!これは太刀打ちできないくらいすごい!!」と圧倒されるような環境だった場合、あなた自身の目的や個性も飲み込まれかねないでしょう。


なのでぜひ『 そのとき思うこと、感じること、したいことを声に出して録音する 』『 バスタイムにおもうままに歌う 』 をしてみてください。

声はあなたの意志であり個性であり、言霊です。自分に自分の意志を刻み付けるには、みずからの声を聴く必要があります。しかし日常的なだれかとの会話ではひとは相手の声しか聴いていません。なのでひとりになった時、リラックスしているときにぜひ反響する自分の声を聞いてみてください。もちろん腹から声を出して、です。「ああ、自分はこう思っていたんだな~」と自分すらも他人のように観察することが大事です。

ASCとともに幸運ポイントの方向性は

かに座13度 『 研究のために差し出された、親指のきわだった手 』

軸を取り戻す事。生き方にどんなことにも耐えうるつよい柱を据える。そしてそのために真っ直ぐ成長してゆくというエネルギーです。

8月12日、水瓶座の半年テーマが一周する満月の日には、『 I stand here. わたしはこのワタシをつかって生きていくの!! 』という強い自己顕示のパワーに溢れています。そのためのスタートが2月1日の水瓶座新月です。

いつだって結局のところ、わたしたちはそれぞれの人生をあゆんでいる一人の人間です。なので周りに寄り過ぎず、自分ばかりになり過ぎず、おいしいところを取ってゆけれるようなしなやかさを。そう促してくれているような新月のエネルギーです。といっても現実はやはりまだまだ厳しい日々が続いています。あまり重くなり過ぎず、たよれるものは頼って柔軟に過ごしてまいりましょう。

長文難文を読んでくださりありがとうございます。

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